韓国語を勉強し始めると「ハングル検定」と「TOPIK」という2つの検定試験に出合いますよね。韓国語初心者のうちは「どっちの試験」を「どの順番で受けるか」迷うのではないでしょうか?
そこで今回は「ハングル検定とTOPIKの違いは?受けるならどっち?」と題して、ハングル検定とTOPIKの違いや受ける順番についてご紹介します!
筆者は独学で韓国語学習を初めて、約半年でハングル検定4級に合格しました!TOPIKはコロナの関係でまだ受験できていませんが、過去問を解くとTOPIK2級は問題なく合格できるかな~というレベルです。
韓国語レベルはまだまだの初心者ですが、初心者だからこそ気になるポイントを中心にまとめたので、お役に立てれば嬉しいです。
ハングル検定とTOPIK(韓国語能力試験)はどんな試験?
2つの試験の違いをご紹介しますね!
ハングル検定(ハングル能力検定試験)
ハングル能力検定協会が実施している「日本語を母語にしている学習者」を対象にした試験です。歴史は古く、1993年の第1回試験から、最新11月の試験で第54回を迎えます。
初級~中級レベルにあたり5級~3級までの合格率は70%を超えるほど高いですが、上級レベルに向かう準2級の合格率は38.1%と一気に難しくなり、最上級の1級の合格率は17.8%の狭き門です。
受験日程は、毎年6月の第1日曜日、11月の第2日曜日の年2回実施です。
TOPIK(韓国語能力試験)
韓国の教育省が認定・実施している試験で、世界70か国以上で実施されています。留学や韓国ででの就職時に使用されることが多いです。
試験がTOPIK1(初級)、TOPIK2(中上級)の2種類に分かれています。TOPIK1が1~2級、TOPIK2が3~6級となり、6級が最上級です。受験する級は選択できず、各級で定められた合格ラインに到達すれば、その級が認定されます。
受験日程は、年3回日本で受験することが可能です。ただ2020年は4月、7月、10月が予定されていましたが、コロナの関係で中止や一部会場のみ実施などイレギュラー対応となっています。
ハングル検定とTOPIK、どっちを受ける?
結論、「どっちも受ける!」がいいと思います。
2020年はコロナの関係で試験が一部中止になったりしていますが、もともと日本ではハングル検定とTOPIKを合わせて年5回も受験のチャンスがあります。
試験に申し込みすると、もう逃げられないので勉強時間の確保にも繋がります(笑)勉強のペースメイクという意味でも、「どっちも受ける!」ことをオススメします。
韓国語に限らず、語学はどうしても結果が出るのに時間がかかります。継続するのがしんどいので、細かいペースで自分のレベルが上がっていることがわかると、勉強のやる気も続きますよ!
初級レベルの場合、ハングル検定で勉強したことはTOPIKの勉強にそのまま役立ちます。もちろんその逆も然りです。それぞれの試験で出題形式は異なりますが、学習内容は変わりませんのでムダもないんです。
筆者が韓国語の勉強を始めた動機は、よくある「大好きなKーPOPアイドルの言ってることが知りたい!」でした。でも、初級レベルまで到達しているとインタビューやバラエティでのトークもわかる範囲がかなり増えたことを実感しています。
ハングル検定の4級、TOPIK2級に合格できれば「初級修了レベル」なので、基本の単語やフレーズも聞き取れるようになります。まずは小さいゴールを目標に進めるといいですね!
ハングル検定とTOPIK、どの順番で受ける?
初めて検定試験を受けるという方は、ハングル検定からスタートすることをオススメします。なぜなら、ハングル検定の問題は「日本語」で書かれているので、初めてでもとっつきやすいからです。
TOPIKは世界で行われている試験なので、最初の注意事項から問題まで全て韓国語になります。韓国語の勉強を始めて、一番最初に受ける試験としては少しハードルが高いので、ハングル検定で韓国語の検定試験に慣れてからTOPIKに挑戦するとスムーズです!
ハングル検定とTOPIKの難しさ分布はこちらの図のイメージが近いようです。交互に受けて、順番にレベルアップしていけるのがいいですね。

まとめ
「ハングル検定とTOPIKの違いは?受けるならどっち?」と題してお届けしました。韓国語初心者の方であれば、問題文が日本語の「ハングル検定」からスタートするといいと思います!
細かく自分のレベルや到達度がわかると勉強も続けやすいので、韓国語の勉強が進んで来たらハングル検定もTOPIKも「どっちも受ける!」ことをオススメします。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!