ソウルは非常に交通網が便利な都市で、アクセスがいい観光スポットがたくさんあります!
ゆったりと味わえる歴史建造物から「映え」な写真が撮れる場所まで、1泊2日、2泊3日など短い滞在期間でも「観光した~!」と満足できる「最寄り駅から徒歩10分以内」の観光スポットをご紹介します。
宗廟(チョンミョ)

<アクセス>
地下鉄1・3・5号線 鍾路3街駅 11番出口 徒歩5分
ソウル市内のほぼ中央に位置しています。明洞からも徒歩圏内で、観光には最適。
朝鮮王朝の歴代の王、王妃を祀る霊廟で、ユネスコ世界文化遺産、ユネスコ世界無形文化遺産にも指定されています。あの有名な韓国のテレビドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』のロケ地にもなっています。ソウル市内にあるとは思えないほど、非常に広く、豊かな自然を感じられ、そして静かで厳かな場所です。ゆったりと観光を楽しめるスポットです。
宗廟は、言語別のガイドツアーでないと観覧することができません。日本語ツアーに参加しよう!
日本語・英語・中国語・韓国語の4種のツアーがあり、開始時間が決まっています。(毎週土曜日(有料)、毎月最終水曜日(無料)の自由観覧日を除く)
ツアーに参加するには観覧チケットを購入した後、日本語ツアーの開始時間前に入り口で待機しておけば大丈夫です。
ガイドツアー所要時間は約1時間ほど。
他の言語ツアーとは時間が重ならないように工夫されているので、しっかり説明を聞き取ることができます!
そしてガイドさんの日本語が非常に堪能なので、宗廟のことが深く理解できます。子どもから大人まで年代を問わずに楽しめるオススメツアーです。
対象 | 入場料 |
大人(満19~64歳) | 1,000ウォン |
子供(満7~18歳) | 500ウォン |
■日本語ガイドツアー
9:00、9:40、10:40、11:40、12:40、13:40、14:40、15:40、16:40(16:40の回は3~9月のみ)
※自由観覧日、入場料、日本語ガイドツアー時間は変更の可能性があります。
景福宮(キョンボックン)

<アクセス>
地下鉄3号線 景福宮駅 5番出口からすぐ
迷わずたどり着けます。
チケット売り場は入り口広場の端っこにあるので、観覧券を購入して自由に見て回りましょう。
デジタルガイドの貸し出し所もすぐ側にあります。(1台3,000ウォン)
景福宮は1395年に創設された朝鮮王朝の正宮です。風水地理に基づき建てられており、山を背にした宮殿は大都市ソウルにあるとは思えないほど雄大な環境にあります。
実は見るところがたくさんある景福宮!ひと通り回ると所要時間は約1.5時間程度。
景福宮の正殿である勤政殿(クンジョンジョン)、内部の屏風絵「日月五峰図」はなんと1万ウォン札の絵柄なのです。そして見逃せないのが、建物の屋根内側は天井に広がる鮮やかな色彩。この色彩は陰陽五行に基づく「丹青」と呼ばれています。建物のすぐ側で見学でき、中までよく見えます。色合いが本当に美しいので、ぜひ直接確かめてくださいね。
写真で使っている光化門(クァンファムン)は、景福宮の正門です。実はこの正門から市庁方面に向けて続く世宗路に光化門市場という公園があり、現在に至るまで使われている文字「ハングル」を作った朝鮮王朝第4代王の世宗大王銅像を見ることもできます。
敷地内には朝鮮王朝の遺物が約4万点も所蔵された「国立古宮博物館」と、人々の生活や文化を見ることができる「国立民族博物館」の2つの博物館もあります。時間にゆとりがある方や、博物館が好きな方はぜひ訪れてみてください。
時間が合えば、鮮やかな伝統衣装に身を包んだ「王宮守門将交代儀式」を見ることもできますよ!(10:00、13:00、15:00)
そしてチマチョゴリを着ていけば入場無料!チマチョゴリの体験をした方はオトクに景福宮も楽しめますね。
対象 | 入場料 |
大人(満19~64歳) | 3,000ウォン |
子供(満7~18歳) | 1,500ウォン |
※入場料、デジタルガイド料金、イベント時間は変更の可能性があります。
北村韓屋村(プッチョンハノンマウル)

<アクセス>
地下鉄3号線 安国駅 2番出口 徒歩7分
景福宮からも徒歩圏内。あの『冬のソナタ』や『トッケビ』など有名な韓国ドラマのロケ地でもあります。
韓国の伝統家屋「韓屋」が美しく立ち並ぶ「北村韓屋村」。
世界遺産の景福宮(キョンボックン)、昌徳宮(チャンドックン)に囲まれたエリアのことで、もともとは2つの宮殿の間にあることから、朝鮮時代の高級官僚が住んでいた地域でした。
北村韓屋村は坂が多いです!というか、ほぼ坂です!訪れる際は、スニーカーなど歩きやすい格好がオススメです。
さっそく「北村八景」を巡ってみましょう!
「北村八景」はソウル市が設定した、北村韓屋村の中でも特に絶景ルートが楽しめる8つのフォトスポットのこと。所要時間は2~2.5時間程度です。
まずは「北村文化センター」に立ち寄り、日本語の地図を手に入れると便利。広い北村韓屋村も効率よく満喫することができます。
■北村一景 昌徳宮全景
庭園が美しい昌徳宮の全景が見えるスポット。少し高台から見下ろす景色が最高。
■北村二景 苑西洞工房通り
居住しながら漆や織物などの伝統工芸を守り続ける人たちが多いエリア。
■北村三景 嘉会洞博物館通り
韓国の伝統文化を伝える博物館が集まる区域。体験プログラムがあるところも。
ちなみに、北村二景から北村三景に移動する途中に『冬のソナタ』『トッケビ』など超有名ドラマのロケ地となった中央高校があります。韓国ドラマ好きの方にはお馴染みですね。
■北村四景 嘉会洞31番地の丘
坂道を登ると見える、塀の向こうに韓屋の瓦屋根がずらっと軒を連ねる風景が圧巻。
■北村五景 嘉会洞路地(下り坂)
ソウルの市街地を背にした韓屋が連なる景色が楽しめます。Nソウルタワーが見えるかも?
■北村六景 嘉会洞路地(上り坂)
両側に韓屋が連なる上り坂の風景にまるでタイムスリップした気分。昔ながらの風景が楽しめます。
■北村七景 嘉会洞31番地
こちらは少し細い路地でちょっと見つけにくいかも。その分、密集感があり雰囲気もいい!
■北村八景 三清洞石段通り
石段を降りると三清洞通りに到着します。住宅街の間の細い階段なので見つけるのが少し難しいかも。階段も急なので気をつけて。
北村二景~八景までは住宅街として現在でも人々が生活している民家が立ち並ぶ中にあります。観光の際は静かに景色を楽しんでくださいね。
そして北村韓屋村には多くのカフェが立ち並んでいるので、散策に疲れたらカフェでひと休みしてはいかがでしょうか。北村韓屋村を一望できる景色の良いカフェや、韓国の伝統茶がいただけるカフェなど、歴史を感じながらゆったり楽しむことができます。
梨花洞壁画村(イファドンビョッカマウル)

<アクセス>
地下鉄4号線 恵化駅 2番出口 徒歩10分
恵化駅はあの人気観光地「東大門」から1駅隣と、アクセス抜群。
インスタ映え!フォトジェニック!な路上美術館です。
梨花洞壁画村もコン・ユさん主演「コーヒープリンス1号店」をはじめ、韓国ドラマによく登場している観光スポットですね。
梨花洞壁画村の歴史は新しく、もともと急坂や階段が非常に多くて暮らしにくかった駱山公園周辺を一新しようと2006年の「駱山パブリック・アートプロジェクト」という事業を通して誕生しました。現在は約70名ものアーティストや住人による作品が溢れています。
■有名どころは「天使の羽の壁画」
韓国のバラエティー番組『1泊2日』でイ・スンギさんが写真を撮ったことで話題になり、撮影の超人気スポットに。よく撮影待ちの行列ができているそうです。羽の真ん中に立てば、まるで自分が天使になった気分に!ここは絶対おさえたい定番撮影スポットです。
壁画村も高台、かつ坂道にあるので、スニーカーなど歩きやすい格好で訪れてください。ヒールやパンプスなど、おしゃれな靴だと歩くのがかなり大変です。
しっかり回ると所要時間は約2時間程度。壁画を楽しみながら、運動不足も解消できます(笑)
ずっと外のため屋根はありませんので、特に夏場は帽子、飲み物なども忘れずに。もちろん途中でカフェもいくつかありますが混雑していることが多いです。
そして「北村韓屋村」同様に住宅街でもあるので、静かに楽しみましょう。
まとめ
ソウル市内はアクセスの良い観光スポットがたくさんあります。今回ご紹介した最寄駅から徒歩10分以内の場所で、世界遺産から現代アートまで幅広く文化を楽しむことができます。日本語のガイドやツアーも充実しているので、初めての韓国旅行でも安心です。ぜひ訪れてみてください。